公開日:2026年10月14日
内容
韓国語組版では、括弧類は直前の語に密着させて用いるのが一般的です。
韓国語では分かち書き(単語の区切りにスペースを入れること)を行うため、和文フォントの全角括弧類のように括弧の前後にアキがあると、語と括弧との結び付きが分かりにくくなる場合があります。
例えば、例文aのように、挿入句を示す丸括弧については、その前後にアキを入れます。
一方、例文bのように、丸括弧による語が前の語を直接補足する場合は、括弧の前後にアキを入れません。
このような組版上の事情から、韓国語フォントでは、丸括弧に限らず各種の括弧類にプロポーショナル幅が好まれることがあります。
「P」が付くフォントは、この慣習に対応し、括弧類の字幅をデフォルトでプロポーショナル幅に設定したものです。
一方、「P」が付かないフォントは Adobe-KR に準拠しており、括弧類の字幅はデフォルトでは全角幅です。ただし、プロポーショナルメトリクスを有効にすることで、「P」が付くフォントと同様の括弧幅を使用できます。
「P」が付くフォントの利点は、組版設定に依存せず、常にプロポーショナル幅の括弧類を利用できることです。これに対して、「P」が付かないフォントの利点は、他の Adobe-KR 準拠フォントとの字幅互換性を維持できることです。
「P」が付くフォントと「P」が付かないフォントの違いは以下の図をご覧ください。
該当フォント
| 「P」が付くフォント | 「P」が付かないフォント |
|---|---|
| Clarimo UD KR ProP | Clarimo UD KR Pro |