【該当製品】Morisawa Fonts / MORISAWA PASSPORT / MORISAWA PASSPORT ONE / MORISAWA PASSPORTアカデミック版 / MORISAWA PASSPORTアカデミック版(認定校版) / MORISAWA PASSPORT for iPad
【該当OS】macOS / Windows OS
【Abelha Proの特徴】
Abelha Proは書簡の筆跡に着想を得てデザインされたスクリプト体です。可読性の向上や手書きによる字形の揺れの再現を目的として、さまざまな代替字形(オルタネイト)が用意されています。OpenType機能を通じてこれらの字形にアクセスすることで流れるような筆記体の雰囲気を演出することができます。
【Abelha Proの機能と使い方】
Abelha Proは以下のような機能を備えています
(1)前後関係に依存する字形
語頭をはじめとする文中での位置や隣り合った文字によって、適切なスタイルの字形を呼び出します。多くのアプリケーションはこの機能をデフォルトで有効にしています。
Adobe Illustratorの場合
[OpenType]パネルから[前後関係に依存する字形]をクリックします。
Adobe InDesignの場合
[文字]パネルの右上のアイコンをクリックし、[OpenType機能]の[前後関係に依存する字形]にチェックを入れます。
(2)欧文合字
一般的な書体で搭載している "fi" や "fl" といった合字に加え、多数の合字を呼び出します。多くのアプリケーションはこの機能をデフォルトで有効にしています。
Adobe Illustratorの場合
[OpenType]パネルから[欧文合字]をクリックします。
Adobe InDesignの場合
[文字]パネルの右上のアイコンをクリックし、[欧文合字]にチェックを入れます。
(3)スラッシュを用いた分数
分子と分母を水平の罫線で区切る「やぐら組」と呼ばれるデザインの分数を呼び出します。
Adobe Illustratorの場合
[OpenType]パネルから[スラッシュを用いた分数]をクリックします。
Adobe InDesignの場合
[文字]パネルの右上のアイコンをクリックし、[OpenType機能]の[スラッシュを用いた分数]にチェックを入れます。
(4)スタイルセット
a. Arbitrary Fractions
任意の数字の組み合わせの分数を、分子と分母の間にスラッシュを挟むスタイルで表現します。
b. Extended Lowercase l
アセンダの長い小文字のlを呼び出します。
c. Non-connecting Lowercase o
次の文字へと向かうストロークが見えない小文字のoを呼び出します。
Adobe Illustratorの場合
a, b, cを呼び出す場合[OpenType]パネルから[スタイルセット]をクリックし、呼び出したいスタイルにチェックを入れます。
Adobe InDesignの場合
a, b, cを呼び出す場合[文字]パネルの右上のアイコンをクリックし、[OpenType機能]の呼び出したいスタイルにチェックを入れます。